2016年2月28日日曜日

劇場版ペルソナ3 感想

時間空けて見てきたので忘れないうちに書き留めときます。 この作品は元々アトラスから発売されているペルソナシリーズの3作品目のアニメ化ということになります。数年前だかにペルソナ~トリニティソウル~というアニメもあったようですがあちらは原作を原案に留めたオリジナル作品に近い感じになっているようです。(未視聴


 今回の劇場版ペルソナ3はテレビシリーズではなく映画作品となっており全4部構成となっています。2013年から公開開始しついこの間の2016年頭に完結しました。
 自分は元々原作ゲームをプレイ済みでRPG系に久々にドップリハマってサントラまで買ったくらいの作品だったのもありアニメ化の情報を得てからずっと見たいなーと思ってたんで実際に1章から4章まで見ました。


 最初の方はだいぶ前に見たこともあってか忘れてる部分も多いのですが、とりあえず感想としては1章はまさに序章という感じで見たい部分をきっちり描いていましたしこれから物語が始まるという感じで3のあの暗めな雰囲気も滲み出てて良かったんじゃないでしょうか。キャラクターも音楽も懐かしいなぁって思いながら世界観に浸ってた気がします。
 
 続く2章3章は原作で非常にボリュームがある部分で大半の時間費やすのはこの部分なんですよね。
ストレガの存在や新キャラクターの登場や死から話の大きな転機がここにありました。ですが尺の都合もあってかやはりメインストーリー最低限の部分をギュッと詰め込んでいたというか詰め込みすぎって感じの印象が強く、原作プレイ済みか否かで評価が分かれるとすればここかなって感じました。
自分は何が起こっているのか理解できましたが足早なのは誰が見ても分かるかなーという感じです。それでも重要な部分は省かずにやっていたと思いますし、小ネタもちょいちょいはさんできてたりギャグ要素も忘れなかったりと十分に楽しめました。
 
 そして最後の4章です。これに関してはもうあのエンディングを大画面で見られてキミの記憶を劇場で聞けた。これだけで大満足ですし文句無しです。原作の方でアイギスの膝の上で瞼を閉じてから流れるキミの記憶に大号泣してワンワン泣いてしばらく崩れていた人間としてはやはり久々に見て分かっていても涙流れちゃいました。アイギス視点から見つつキミの記憶の歌詞を頭に入れてしまうともう冷静じゃいられなくなりましたね。
ラストシーンの話が多くなっていますが、それまでの望月の正体が判明してからの各キャラの心情であったりあの絶望的な最中どうしていくかっていうのがまさに3の好きなところなんだよなぁと思ったりします。
アイギスを探しに行きビルの屋上でみんな集まって約束を交わすシーンは一番好きです。決意を固めた皆がタルタロスに向かい、進化したペルソナでストレガやシャドウを圧倒し主人公を送り出し、ワイルドらしく様々なペルソナで果敢に立ち向かう戦闘シーンは目を見張るものがありました。


とまぁ総評としてはおおむね満足の出来でよくぞアニメ化してくれたなと原作愛を感じる作品になっていましたし自分としても大いに楽しませていただきました。あのダークな世界観とオシャレな音楽もそのままに映像作品として十分良いものになっていました。原作プレイ済みの人間もそうでない人も楽しめる出来ではないでしょうか。
また、イゴールの声を亡くなってしまった田の中さんのままで作品を作ってくれたことも愛を感じましたし感謝したいですね。


とりあえずこんなもんでいいかな。今回の駄文締め

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