2019年2月23日土曜日

コードギアス 復活のルルーシュ 感想

見に行ってきたので取り急ぎ感想とか諸々

シリーズ歴はテレビシリーズ本編(無印+R2)と前3部作劇場版と小説版少しと昔のDSとPSPのゲームを少しやってスピンオフ系はアキト全話くらい。コミック系は現在web連載のは読んでてオズも少しだけ読んでますが蓮夜?やナナリーの奴とかは手つけてなくて見てない状態です。

正直なところ前も書いたんですがR2ラストであれだけ綺麗な幕引きしてたのに死ぬ死ぬ詐欺は泥を塗る行為じゃないのかって色々思うところはあったのですがスザクがルルをボコボコにするとこで気持ちの代弁じゃないですけどあれに関してはまぁこれで手打ちでいいかという気持ちになりました。

というかやっぱり悔しいんですけどあれだけ綺麗な最期だと思ってたんですがあの地下での復活劇はやっぱり最高にテンション上がったし嬉しかったのも事実なんですよね。これこれ彼がいないとやっぱり始まらないよっていうあの魅力にもう10年以上虜なんだろうなぁと改めて思いました。


映画本編としてはテレビシリーズや前3部作ではあまり描かれていなかったジルクスタン(たぶん中東かな?)中心のストーリー展開でしたがたぶんこれR2からじゃなくて皇道の地続きなんでしょうね。シャーリー周りとか含め色々異なってましたし。

メインとしては資源が乏しく傭兵業等で成り立っていた国が平和になった世の中で自国を成り立たせるために行動を起こしたって感じですかね。ナナリーを誘拐しCの世界や自身のギアス能力でやり直そうとしたけどルルたちが介入し事を治めたと。

ジルクスタン関係は初登場多めでしたが監獄のあいつはともかく他の人間はまぁ必死で自国のためになんとかしようとしてたんでしょうが平和になった世の中では淘汰されるのが道理なんだろうなぁという感じでしたね。

シェスタールは見た瞬間絶対こいつ無能枠だと思ってたら案の定だったのであーあやっぱり感がすごかったw(父親は有能でしたけどね

シャムナはまぁなんとなくそうかなとは思ってましたがギアス持ちで結構めんどくさい敵だったのに対抗して勝つのはさすがルルーシュですね。ブラフの使い方や咄嗟の戦術構築は健在で嬉しいポイントでした。最初はあれあっけなさすぎ?とか思ったんですけどあの面倒な能力のおかげでじわじわピンチに陥りギアス能力を把握するために戦術カードを切っていくような知略戦が見事で見ている自分としてもワクワク感が高まって非常に良かったと思います。

クジャパッドもギアス持ちだったのは少し驚きましたね。KMFこそ使ってませんでしたが傭兵が多い国ってのもあってか本当に強かったです。だからこそやっぱカレンや咲世子さん強すぎない?ってくらいの活躍っぷりで生身の戦闘シーンでも見ごたえありました。

シャリオはナギド・シュ・メインがかっこよかったです。質量を持った残像みたいなのもそうですし本調子ではなかったとは言えスザクとやりあえる技量もさすがでしたね。
今考えるとですがシャムナとシャリオってルルとナナリーみたいな対比だったのかなぁ。


戦闘シーン周りで言えばやっぱりランスロットsiNと紅蓮特式ですね。前情報あんま見てなかったのですがまさか追加装甲でKGF化してるとは思わずめっちゃくちゃ驚きました。特にランスロットの方はあのデザインですよ。まさにゼロって感じで素晴らしかったですね。大火力での砲撃からの装甲パージから縦横無尽に動き回りながら暴れまわる様はロボオタにとって至福の一時でした... ...

真母衣波 壱式(これ最初蜃気楼だと勘違いしてました)や月虹影?も大きな活躍こそなかったですがデザイン素晴らしかったですね。敵ですがバタララン・ドゥもゲテモノMA感あって好きです。

他はアーニャやジェレミアはそこまで描かれていたわけではありませんでしたがコーネリアやギルフォードの描写が割とあったのは嬉しかったですね。グロースターが大好きなので強化版?を見られて嬉しかったです。やっぱコーネリア強いなってのが見られたのもGood

全体的にあの世界で好みの部分なんですけどエナジーウイングやブレイズルミナスといった革新的な技術が発明された後に専用技術にするんじゃなくて後続の機体に普及してるのめっちゃ好きだなって今回の見て改めて感じました。


主役周りのキャラの話ですがルルーシュに関してはゼロレクイエムの後精神だけが抜け殻状態になっててC.Cの尽力で元に戻りってのは分かったんですけどやっぱ冒頭のあの状態は見てて少しつらかったですね。だからこそ復活劇でのカタルシスがあるわけですが。
カレンが地下で泣いちゃったのも少しうるっとしました。
スザクはまぁ上で書いた通りしょっぱなからボコボコにしてましたけど親友を殺す覚悟や業を一身に背負ってゼロとしてここまで来たのに今更どの面下げてってのは分からなくはなかったのでそりゃそうなるかって感じではあったけどその後は元の鞘に収まるみたいな感じでホッとしました。
カレンとスザクはあれだけ死闘を繰り広げてきた二人だけに共闘シーンが最高にかっこよかったですね。

あとやっぱ全編通してC.C.がいい女すぎるほんとこれに尽きる。最初から最後までもう最高すぎた。ルルーシュの相棒はやっぱり彼女しかいないって断言できる。序盤に世話をしていたシーンから復活したかと思ったらピンチになって発破かけるシーンとかもうめっちゃ良かったし終盤一人で去ろうとした時にL.L.と名乗るって言われた時のあの表情見たらもうなんか胸がいっぱいになりましたね... ...カプ厨的満足感が半端じゃなかった。あの表情とナナリーとルルの会話シーンでやっぱり復活はこれはこれで良いんじゃないかと素直に思えた気がします。

ナナリーも結果的にはルルと道が分かれる事になったんですけどテレビシリーズのあれでさよならっていうのは彼女の心中考えるとやっぱり胸が痛いなっていうのはあって。それこそがあの物語ラストの美しさにも繋がってはいるのですけど個人的感情で言えばハッピーエンドの方が好きなのでやっぱ辛くて。皇道も分かってたのに最後ボロボロ泣いちゃって当時最終回見終えて本当に何も手が付けられなくて1週間茫然としたのを思い出したんですけど今回あの二人の兄妹の会話を見られただけで何か少しだけ救われた気がして。
これでも正直蛇足って言う人は言うと思うんですけど少なくともあれ見た上でやっぱ続編は間違いだったなとは口に出したくないなというのが今の気持ちです。


良いところはいっぱいあったのですが強いて気になった点を言うなら藤堂とかジノとかもっと色んなキャラの活躍ももっと見たかったです。まぁこれに関しては映画1本で出来ることを絞らなきゃいけないので仕方がないことなんですけど。魅力的なキャラクターが多い群像劇としてすごく好きでわけですがそれは長編で描いてこそですしね。

ルルーシュが復活してナナリー奪還のための戦力を確保する時にC.C.やカレンや咲世子、玉城や扇はまぁ協力がスムーズなのは分かる気がするんですがコーネリアやギルフォードは合流する際もっと揉めるかなと思ってたんですが割とあっさりだったのが驚きました。
もちろんゼロレクイエムの真意に気づいてた仲間も何人かいたのでしょうが今考えてもやはり許されないような事を重ねてきた事実もあったので案外あっさりだなという印象はありました。もちろんナナリー自身の重要さとあの場面で仮面を脱ぎ一人の人間として頼んだからというのは大きかったようにも思いますが。

シャーリー生存の√変更でストーリーのキーになったりするんだろうかって見る前は思ってたんですけど言うほど根幹には関わってない感じだったのであれはマオ周りカットした事による純粋な変更点とかファンサ的な意味合いだったんですかね。個人的には結構大きな事だと思ってましたしテレビシリーズの時はかなりショックだったので嬉しくはあったのですがフォーカスがC.C.って感じだったのもあり思ったより関係ないなという印象を少し抱いてしましました。

一番最後のあの二人のシーンってなんかアキトで見たような気がするんですがどうにも見たのがだいぶ前なうえに作品にあまり良い印象がなかったので記憶から消してしまっている可能性が。実際どうだったかな... ...


とまぁ色々ごちゃごちゃしちゃったけど良かった点や気になった点はこんなものかな。総評としては見て良かったなって気持ちですしC.C.とルルーシュが好きな人なら見てほしいなって感じでしたね。3部作見てないけど見ていい?って質問にはテレビシリーズ見てたらまぁ多少変更点はあるものの大丈夫だとは思うけど出来るなら見てから行った方がいいかなって気はします。
改めて熱量が上がりギアス熱が再燃しそうになるくらいには楽しかったです。スタッフ&キャストの皆様ありがとうございました。ということで駄文締め

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