2016年7月30日土曜日

勇者エクスカイザー 感想

1年半くらい前からちょくちょく見てたエクスカイザー見終えたんでとりあえず感想まとめます。今回はたぶんそんなに長くならなさそう。
 勇者エクスカイザーは1990年に放送が開始したいわゆる90年代スーパーロボットアニメのシリーズである「勇者シリーズ」第1作目であります。個人的には記憶が残っているかいないか微妙で玩具が家にあったのが最後から二番目の勇者司令ダグオン、なぜか記憶だけあるようなないようなあやふやなのが勇者特急マイトガイン、リアルタイムではないがVHSで本編を何度も見て玩具も記憶も完璧にあるのが最終作の勇者王ガオガイガーという感じなので1作目である本作は完全なる初見です。


 ストーリーは悪の宇宙海賊ガイスターが宝物を狙って地球にやってきてそれを追ってやってきた宇宙警察であるエクスカイザーたちカイザースが悪と戦っていくという至極シンプルな勧善懲悪モノですね。シリーズとしてのファクターである「少年とロボットの友情」に関しても非常に濃く描かれていたと思います。


 最初の方は正直あまりにシンプルすぎて(子供向けなんで当たり前なんですけど)大人が今見るにはちょっとなと思う部分もあったのですが、かっこいい勇者ロボたちの合体バンクや技に燃えたり敵であるガイスターのちょっとおバカなところに癒されたり1話完結である制約を活かした演出であったり何気なく伝えられるメッセージ性であったり意外とかっこいい敵のゲストメカ等とたくさんおもしろい部分があるなーと感じられるようになりました。


 印象に残った回はフーコがダッシュマックスに恋する回とウイルスの回と夏休みの回と初グレート合体回、音楽会の回、宇宙パイロットの回、ガイスター基地の回、ラストらへんの2度目のエジプト回から最終話までですかね。
 サブキャラクターが目立っていた回やコウタがすごく勇気を持って行動していた回そしてエクスカイザーたちのかっこよさが際立っていた回とこのあたりはやはり印象深かったのかもしれません。

 コウタは最初からかっこいい少年という印象ではなく成長してそうなっていったというイメージがあるのがとても好きです。それだけではなく子供らしい部分も多々あり上記でも書いているのですがガイスターが夏休みの宿題を盗んでいった回では宿題がなくなってヤッターと子供心的には良く分かる喜び方をしたりしていましたしね。(どうでもいいけど盗ってきた宿題とにらめっこしてたガイスターかわいいw)

 エクスカイザーとコウタの交流的な側面から見ると宇宙飛行士の訓練回などはとても素晴らしいものだったと思います。コウタが訓練教官が厳しいということをエクスカイザーに話すシーンでは教官が言っている事を詳しく説明しつつも本質的な事を教え、またそれを通じて視聴者である子供たちにもこれから地球がどうなるかどうかは君たち次第でもあるから未来を創っていこうというメッセージ性があったように思えたんですよね。それにこの回は実際に機転を利かせてピンチを脱出してたり敵メカがゲッ〇ー2みたいで何気にかっこよかったりとめっちゃ完成度高い回だったのも印象深い要因の1つかなと思います。


 エクスカイザーたちに音楽を捧げる回では普段の合体バンクや技のBGMの合間に作中でのオーケストラ演奏シーンを挟むという演出が大好きで燃えましたし印象深かったです。(この回でやっぱ田中公平大先生天才ですわと再確認しました)


 ロボオタ的にはやはりウルトラレイカーやゴッドマックスの登場も好きですが初ドラゴンカイザー回、初グレート合体回、そして最終決戦というこのあたりは外せませんね。(個人的には砲とかついてるのに格闘めっさ強い上に必殺技が弓とかいうドラゴンカイザーちゃんとゴッドマックスが大好きです)
初グレート合体や最終決戦はやはりダイノガイスト様という強大な敵を前にするからこそなおのこと強くカッコイイ正義のスーパーロボット像が際立っていたように思います。

最後の方は本当に怒涛の展開でどんどんと敵に捕らわれてしまうカイザースいつもはカッコ悪いがいざという時には身を挺して子供をかばう徳田さん勇気を持った行動で見事仲間を救い出すコウタと見どころ満載でした。

その後の地球をバックにした最終決戦は本当に燃えましたね。コウタを助けるために合体解除からの再合体なども凝っていてうおぉ!と思わず叫んでしまいましたw そして悪党の命であろうと宝であるというエクスカイザーに対してその宝を最後まで渡さずに消えたダイノガイスト様は悪の美学を貫き通したキャラクターだったなと感じました。
そして別れのシーンでは分かってはいたもののうるっときてしまいましたね。エクスカイザーたちとの大切な時間を宝物にしてコウタはまた1つ大人になっていくんだろうなと思えました。(やっぱこういうロボと人の別れ大好きだ... ...


とまぁこんな感じで物語はシンプルながら忘れていた大切な何かを思い出させてくれる「宝物」のような作品でした。自分もエクスカイザーと子供の頃に出会えていたらもっとまともな人間になれただろうか...とか考えても仕方がないような事しか思いつかなくなってきたのでこれにて閉廷 Go with Me!エクスカイザー!!!!


なんだかんだいつもとたいして変わらない長さになった気がする。駄文締め。



 


 


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