2015年10月25日日曜日

アイドルマスター シンデレラガールズ感想等

今回は主題の通りシンデレラガールズのアニメ、ゲーム、デレステについて個人的に感想等書いていこうかなと。またいつもの如く少し長めです。
 
 それではまず”アニメ”について違う3つの視点から書いていこうと思います。


・アニメオタク的視点
 
 まずはいちアニメ好きからの視点で話します。これについては十分満足のいくものになったと思います。前作のいわゆるアニマスと同じくドラマ性の高いものに仕上がってましたし、童話のシンデレラをモチーフにして随所に「こだわり」が見受けられて何度見ても楽しめる作りになっていたと思います。(時計やガラスの靴、魔法等
キャラクターについてもアイドル、プロデューサー双方が各エピソードを通じて成長している場面が垣間見えるのが良いと感じましたね。

 1クール目についてはシンデレラプロジェクトという枠を作りスポットを当てるキャラクターを限定することでキャラクターと物語双方を(ある程度)深堀りできるようになっていましたし、それぞれの問題やその解決でのカタルシス、起承転結を綺麗に描いていました。
 
 2クール目は新たなキャラクターたちの登場から問題発生や対立と見せかけて別の可能性の示唆(常務の考えの根源?が語られませんでしたがこれは違う考え方が可能性の1つとして見せられれば十分だからかなと推測)、そして当初から張っていた伏線の回収から更に大きなカタルシス 魅せ方として非常にうまいと思いましたし演出もかなり良かったです。
終わり方についても大きな見せ場を作ったあとにまだまだ彼女たちの可能性は続いていくという「未来」が提示されていて終わりと始まりの両方を感じさせるエンディングだったと感じました。


・シンデレラガールズ(ゲーム)プレイヤー視点

 こちらの視点では多少話が変わってきますしP以外には何言ってんだこいつって点もあるかもしれませんがご容赦を。まず自分はシンデレラガールズを2年半ほど前からプレイしています。もちろんアニメ化の際は喜びもありましたが不安もありました。プレイしてるPの皆さん分かるとお思いですが、元のゲームにキャラクター数が死ぬほど多いのと良い意味ではどのようにでも広げられる、悪い意味では土台のようなモノが存在しないという点です。ここがネックになっていてどういった内容になるのか皆目見当がつきませんでした。
 
 そんなこんなでお願いシンデレラを歌っているPVが公開されました。内容はともかくキャラクターの方向性は見えたかに見えました。、始まってみると半分当たり半分外れでした。
というのもシンデレラプロジェクトメンバー(以下CPメンバー)+その先輩後輩組って感じだったからです。実際に大きくフィーチャーされることとなったのはシンデレラプロジェクトメンバーでした。
アニメについて原作ゲームプレイヤーとして良かった点を挙げます。

①プロジェクト内のユニットや絡みが原作ではなかった新しいモノが多く意外性はあったもののどれもが良いと思えるような魅力を引き出せていたことです。プロデュースの方向性は違えど新たな可能性を見出せたのは大きいです。

②自分はCoPですが、アニメを見ていくうちに属性関係なくあぁこの子魅力的だな、好きだなと自然に思えるようになったのが多々あったことです。これもやはり見ていなかったら変わってなかったと思いますし、視野が広がって本当に良かったと感じています。

③上に挙げたものの派生になりますが、楽曲の演出的効果が高く今まであまり知らなかった、または興味がなかった個人曲に目と耳が傾くようになった点です。これも視野の広がりから来た新たな良さだと思っています。

悪い点というか仕方がない点ではありますが、やはりキャラクターが限定されてしまって苦汁を舐めざるを得ないPと得するPとで半分に分かれたことがあります。

・北条加蓮Pとしての視点

 まず最初に自分の好きな子をメインにして出せってのはただのクソめんどくさいワガママ以外の何物でもないということを承知の上で書いていきます。

 北条加蓮の担当プロデューサーであった自分はPVに出たという希望を胸に待っていましたが幻想殺しばりにボッコボコに心を打ち砕かれました。1クール終わりまでで出たのはたったの7秒です。台詞は一言だけ。2クール目も22話こそありましたが中心になることは最後までなかったです。
ちゃまPやその他アニメに一瞬ですら出られなかった担当のPよりはマシって意見も分かりますが正直出ないよりも中途半端な出され方の方が結構心にグサッときますよ。
もちろんトライアドプリムス(以下TP)が見られたのは非常に嬉しかったし奈緒との絡みやニュージェネレーションズとの絡み、22話でのライブシーン+新曲など涙流すくらい嬉しかったことも多々ありました。それに関して言えば本当に感謝しかないです。

ですがなぜ私が納得言っていないのか。早い話が加蓮個人の魅力の半分以上削っていると言っても過言じゃないからです。

 彼女は出会いの頃はPに対してあまり良い印象もなく「騙そうとしてるのかと思ったんだよね。女の子の夢を食い物にするような人なのかなって。」なんてこと言ったり口や態度も良いとは言えません。昔から体が弱く悲観的で当初は「特訓とか練習とかそういうのキャラじゃないんだよね。体力ないし。」なんてやる気ない感じのことを言っています。ですがそれは今までの人生経験上諦めざるを得ないことが多々ありそれが当たり前になってしまっていたせいで、本心では昔から憧れであったアイドルへの執着心(望み)は人一倍強くレッスンを始めても逃げたり諦めたりしません。練習で何度も体力のなさを自覚して自己嫌悪に陥りつつも努力を続けます。その末にステージで光輝くようになり最高の笑顔とともにPへ感謝の気持ちを真っ直ぐに向けてくれるように変わるそんなキャラクターなのです。彼女を象徴するような名セリフが「大丈夫、貴方が育てたアイドルだよ」です。これを聞いた瞬間ずっと彼女をプロデュースしていこうと心に誓いました。

 話が逸れかけた上にクソ長くなりましたがようはその悲観的だったりやる気ない時代であったりそういうのがあるからこそ変化後が光るキャラクターなのにそこが丸々削られてて、昔は体弱かったとかいるかいらないか分からない設定と凛を昔知っていた設定などがあるくらいで他はそんなに特徴がないいわゆるTPのうちの1人、凛のバーターなんてイメージが強くなってしまって妙なとこに収まってしまったのが納得できない点であります。あんなの新規が見たって魅力的に見えないだろうよと。
もちろん尺のことは理解してますし彼女くらいドラマチックなバックボーンがあれば1人で2クール程度は余裕だし今回はそういうのが描かれることはまずないとは思ってたんですが、なまじPVで出たのもあってか1クール初めから少しは深く描かれる期待してしまったのが完全に仇になりました。


 アニオタ視点は大満足、ゲームプレイヤー視点もおおむね満足、担当P視点は良いとこはあれど納得はできないというのが僕のシンデレラガールズ(アニメ)の総評ですかね。

シンデレラガールズ スターライトステージ

 とはいえここから担当P視点で救済案がなかったわけじゃないです。お察しの通り”デレステ”のリリースです。これはアニメで取り込んだ新規の定着維持、原作ユーザーへの違う視点でのアプローチ、音ゲーマーをコンテンツに触れさせるきっかけと大きな役割を果たしています。

このアプリゲームは音ゲーでの楽しさ、3Dモデルのキャラクターが踊るすごさ、ルームでのサブ的な楽しみも多いゲームなのですが何よりも注目したいのはコミュです。

これは個人的な推測ですが、おそらくこのコミュにおける世界観は原作ゲームともアニメとも設定の異なるパラレルの世界の話ではないか思います。ですがどちらかと言えば原作ゲームに近いと思うんですよね。新規でアイドルとの出会いの物語、親愛度を上げた後の会話を現在実装されているアイドル全てに作っています。ボイス有りキャラはフルボイスで。もちろんコミュ自体の数がキャラ数×いくつとかなので1つ1つは長くないのですが、アニメで納得がいかなかったPへの救済に加えて別のアイドルの新たな魅力の発見もできる短いながらすごく良いなと感じたエピソードがいくつもありました。
リリースタイミングがほぼ完璧なこともあってかおおむねの不満は解消されましたしコンテンツの展開の仕方がうまいなーと感心させられることばかりですね。

このゲームが割とかなり出来良い感じなので今更原作ユーザーが増えるとも思いません。というかたぶんアクティブ減ってる気がするし... ... 
とはいえできればアニメで興味を持ってくれた方にはデレステだけではなくぜひシンデレラガールズ(ゲーム)に手を出してほしいと思いますね。アニメで一切出ていないしデレステにも実装されてないけど魅力的なアイドルってすごく多いので。(肇ちゃんとか泰葉ちゃんとか関ちゃんとか)



とまぁ今回言いたいことはこんな感じかな。
自分は3rdライブ行けないと思いますが、おそらくそこでまた新たな発表があると信じて今回は駄文締め

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