2015年9月21日月曜日

心が叫びたがってるんだ。 感想

この前劇場近く行く用事あったので、ちょっと寄って見てきました。あの花とかもそうですけど、あまりに色んな客層に広がりすぎててキモオタの自分としてひっじょーーーーーーーーーーーに居づらかったためレイトショーで行かれることをおすすめします。年齢層低いし、カップルリア充なんでもござれでほんっと肩身が狭いったらなかったYO!!


 とりあえずざっくりとストーリー概要まとめてみると、ある事がきっかけでしゃべると腹痛が起こる呪いがかかってしまった成瀬順を始めとしてクラスメートの坂上拓実田崎大樹仁藤菜月が地域ふれあい交流会の実行委員に選ばれ4人の視点中心で物語が進んでいくという感じでしょうか。

 まぁテーマ自体はわりと分かりやすく、思春期の少年少女が抱えるココロの傷を解消するためにストーリーが展開していくといった感じかなぁとは思いますが、個人的にはあまり刺さらなかったかな。もちろん良い点もあったんですが、気になる点もいくつかあって総合的な作品評価としてはあまり高くはないかなと。ザ・青春映画という印象で可もなく不可もなくという感じで人に薦めるほどではなかったです。個人的には感動の「か」の字もなかったのではと思いました。


 まず良い点から主人公の順は後半ではよく話したり歌ったりするものの基本的には話さないためその分表情が豊かで絵も声も表情芝居多めだったのが非常におもしろかったです。あとは上記にも書きましたがテーマが明確だった点は良かったかなと。思春期の葛藤や感情の爆発などは見ごたえがありますしね。また、音楽が割と重要なウェイトを占めてて劇中のBGMや挿入歌も良かったですし、ミュージカルシーンやピアノのシーン等は役者の人が実際に歌っていたのも良かったです。ARIA3期のアリスのカンツォーネとかもそうなんですが、ああいうのはうまいから良い、下手だから悪いっていうモノではないと個人的には思っていて、あえて本物の役者でありのままシーンを作るという判断は非常に良かったと思います。


 悪い点というか気になった点は恋愛描写が中途半端すぎたかなと感じた点 あれは入れないなら入れないで良かったきもしますし、順が交流会ブッチする原因になったくらいの重要さなら劇中でもう少し補完しても良かったのでは?と思います。というか全体的に見て4人中心とは言うものの実質3人って感じだったんですよ。順、拓実、田崎あたりの事は部活のこと、家族のこと、呪いのこととまぁ割と分かるにせよ、菜月の描写少なくないかって感じ。描写が少ないというより心情の話ですかね。結局のところ彼女の内心でもやっとしてたのは拓実に対する恋心だけなの?って感じで。この辺はその他メディアミックスで補完してちょ!って感じがしてなんだかなーと。もちろん時間の都合上仕方がない部分はあるにせよです。(この辺はマリー脚本の悪手なのではと少し感じました。)
あとは順の母親妙に浮いてたのであれはちょっとなーって感じたのとやっぱり乃木坂さんの主題歌変えた方が良かったんじゃないのという点ですかね。

 田崎は前半と後半で割と変化が大きかった気はしますが、ターニングポイントも割と明確でしたし、スポーツ少年ならではの根は真っ直ぐとした性格と捉えれば問題はないです。
ミュージカルの練習描写は尺の関係上サラッと流したのは良かったのですが、その後問題が起こってからはクラスメイトや拓実が言ってた「成瀬も頑張ってたし」みたいなセリフの説得力がすっごい薄くなった気がして、まぁ原因や理屈は分かるんですがブッチしたのもおいおいって思いましたし、なんだかんだ優しいクラスメイトもすげぇなって思いました。(これはまぁ拓実やら田崎やら実行委員側が色々言ってくれてたからってのもあるでしょうが。
物語としてラストスパートに入る前の波乱の起こし方が個人的に気にくわなかったのはあります。もっと別のアプローチなかったのかなーと。だからかあまりカタルシスも感じなかったのは痛い。
最後の田崎の告白もまぁらしいっちゃらしいけどあれもいるかなってちょい疑問に思いました。

 たまごの妖精の件に関しては結局のところ実際にあったことではなくて、順の思い込み(そうやって責任を何かに押し付けてないと耐えられなかったから?)というだけという解釈で良かったんですかね。

まぁ感想としてはそんな感じであります。

余談ですが、あの城云々はまず見た時にラブホっぽいなーって思ってたら実際その通りですげー笑いました。
あと菜月ちゃん可愛かったです。


今回の駄文は雑だけどこれで締め

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