2015年2月14日土曜日

アイドルマスター シンデレラガールズについてのあれこれ

本当は終わってから書こうと思っていたんですが、1話からずっと情報量が多くて自分の中で整理したくなったので駄文をしたためようと思います。これから書く内容はあくまで一個人の意見なのでそれだけ了承いただければと思います。
 
 全体の総評としては今のところ楽しんで見ています。私はゲームのシンデレラガールズを2年ほど前に始めたPなのですが、本筋のストーリーもちょいちょい出てくる小ネタも非常に見てて楽しく凝った造りのアニメーションだなという印象を受けました。

 今までの流れをざっくりと整理してみると、1話はPのキャラクター描写、卯月のCP(シンデレラプロジェクト以下CP)加入、凛のスカウト、ラストのちゃんみおと今回の物語の中で主軸となるメンツのお披露目回的な印象があり非常に良いスタートでした。

2話は正式に未央が合流しNG組(ニュージェネレーションズ以下NG)の3人が揃い、他のCPメンバーと合流し宣材写真を撮る。そして姉ヶ崎のライブ出演が決まるというとこで終わると。

3話では3人の初めてのライブが迫り一生懸命練習してても、隠しきれない不安がよぎる中迎えた本番では見事成功を収めるというラストで物語の起承転結が素晴らしい回でしたね。

4話は箸休め的な回でした。それぞれのアイドルのPR動画を撮るということで本家のアニメ アイドルマスター1話を彷彿とさせましたね。2話で登場したアイドルのキャラクター性を深堀りする回だったかなと思います。

5話では後発組であるNGやラブライカの2人のデビューが決まる中、まだデビューできてないみくにゃん(たち)が焦り、トラブルを起こしてしまうがそれはアイドルとしてデビューしたいという心の底からの願いからくるものだった。その後Pがなんとかフォローしひとまず一件落着となったみたいな感じです。

 始まる前から一応期待はしていましたが想像以上のものでしたね。冒頭のお願い!シンデレラで楓さんが映ったところとかテンション上がりまくりましたし、ゲームで慣れ親しんだキャラクターが声付きで動くのはやはり良いなと再認識させられました。デレP的視線で少し話すとフリルド・スクエアとか上田しゃんの素晴らしい使い方とかなつきちのギター、拓海のポスター、藍子のラジオやブルーナポレオンや大和さんやユッコ、及川ちゃん、早苗さんの声付き描写やゲーム内の衣装や看板等ちょこっとずつではありますがまさかあのアイドルが!というチョイスしてきてるのは嬉しいですね。なにぶん元のゲームで人数が非常に多いですからああいう風にちょっとでも色んなキャラクターにスポットが当たると嬉しいなと思っております。

3話までのあれこれに関しては自分が何か言うよりも、ハバネロPさんの  緻密に組まれた共感と感動――アニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』三話までについての諸々。 http://habanero02.hatenablog.com/entry/20150125/1422155957 という素晴らしい記事を参照していただけると理解が深まるのではないかと思います。

 ということで話すのは4話からにします。といってもこの4話は本筋に関係してくる話というよりはCPメンバーの各キャラを深く描写して差別化、印象づけるという目的が大きいように思い、単純に娯楽目的で楽しんで見ていました。自分はクール属性の担当Pですが智恵理がすっごい可愛かったなと思ったり、みりあと妹ヶ崎のシーンでロリコンになりかけたりして危なかったです。あと蘭子、杏、きらり、りーなあたりのシーンはめっちゃ笑いながら見てました。見どころが多かったですね。一番びっくりしたのは武内PがPCで動画を確認している時に少し笑ったところですかね。最初の不器用で表情が変わらないという印象から段々人間味が垣間見えるようになりました。
 
 次に第5話です。ここからシンデレラガールズの方向性というか問題点や描きたい本質的な部分が少し見えた気がしました。
 個人的にはみくにゃんの行動に注目して物語を追っていましたのでアイドルとしてデビューしたいと心情を吐露するシーンは少しうるっと来ました。ちょろっと拾った感想や考えを見てみると結構賛否があった回だったように思います。というのも主な問題はPの行動です。早い話がデビューがほぼ決まっていたがその事をみくにゃんたちに伝えないでいた。んで当の本人たちは自分たちじゃダメなのかと落ち込み焦りあのような行動をとってしまった。もっと事前になんとかできなかったのかもっと言うことあるだろとかそういうことですね。
 ごくごく個人的な意見ですが、あの回含め誰が悪いここが悪いではなく総合的、複合的要因が重なり合ってトラブルが起こったのかなと思うんですよ。みくにゃん(含め他の選ばれなかったメンバー)は今まで先にプロジェクトに選ばれて頑張っててようやくデビューかと思いきや、後発組に先越されて自分たちは今まで通り小さな仕事を頑張るしかない。けどいつデビューできるのか全然分からないという不安な状況に陥ってしまったからこそ認めないとNG組にちょっかいかけたりする。更に2話のNG組が姉ヶ崎ライブのバックダンサーに選ばれたときにみくにゃん(や妹ヶ崎)も出たい!って気持ちを前面に出してたりするんですよね。真面目にアイドルとして活躍したいからこその思いの表れだったり、真面目さの裏返しであるアイドルとしてのキャラ作りに繋がっているのかなと思います。でも武内Pはその感情を汲み取れなかった。でもそれは彼本人が口下手コミュニケーション下手という個性のせいでもありますよね。武内P的には確定的でない情報を伝えて、ぬか喜びさせたくなくてギリギリまで黙ってて確定したらキチンと話すつもりだったんでしょう。(本家のバネPとの対比になってておもしろかったですね。 ですがアイドル側からすれば何も言われないというのは不安でしかない。この部分の認識のズレのようなものがトラブルを引き起こした原因であったのではないかと思います。

 
 そして今回放送された6話についてです。ついにラブライカとNGが本格始動しミニライブを行う回でした。NGの新曲のレコーディングも順調に進み、リーダーが未央に決まり、会場も決まって練習も頑張ってあとは本番を残すのみでしたが、実際ライブが始まってみると未央が現実と理想のギャップに打ちのめされPのフォローが失敗というところで終わってしまいました。
 ライブまでの流れも丁寧で素晴らしかったですし、ライブシーンや未央の涙のシーンの作画は素晴らしかったですね。ライブ中だんだんと笑顔が消えてってからのラストは正直見てて辛かったです。ピアノのインストEDも悲しげでなんとも言えない余韻を残していたと思います。それくらい引き込まれて魅入ってました。
 未央はとにかく3話のライブの印象を良くも悪くも強く持ってしまっていたんでしょうね。4話でライブの成功で自信満々になった姿や6話の「派手な記者会見があると思ってた」とか「みか姉のバックですんごいステージを体験しちゃった」とか「楽しい事が待ってるって私たち知ってるじゃん、お客さんだって盛り上げてくれるし絶対うまくいく」いうセリフやクラスのみんなを呼んだという描写等でどれくらい未央がミニライブのハードルを上げているかが如実に分かりますよね。でもまぁ小さなライブの経験がないとライブって大勢の前でデカイ場所でやるもんだと思っちゃっても仕方ないようにも思いました。
 一方武内Pは初めての会場でこんなもんだろうという認識でライブ自体も上々だろうと思ってる。多くの友達に声かけちゃったけど大丈夫かなという未央に対してそんな考え思っても見なかったという武内Pの驚きの表情もアイドルとPの認識のズレを際立たせるものになっていたように思います。更にライブ前一番緊張している時にPのコミュニケーション下手が作用し適切な言葉をかけられなかった。つまり盛り上がりが足りなかったと→いいえ、今日の結果は当然のものです。の流れから私アイドルやめる!は一番グサッときました... ... 最初は「当然の結果です」のセリフの後に(今回は初めてですしこんなもんですよ、気にしないで次も頑張りましょう)みたいなニュアンスの言葉が隠れていると思ったんですが、ハッキリ言いきっちゃった感じ見るとたぶん違いますね。この部分だけ自分の中で腑に落ちてない点なので、見直したり他のPの解釈を参考にしようかと思ってます。
 卯月は練習時からいっぱいいっぱいで他をフォローする余裕がない。一方凛は割と卒なくこなし余裕がないほどではなかったから(もちろん本人の優しさもあるでしょうが)、ライブ中もライブ後もフォローに回っていました。このそれぞれのキャラクターの動きもおもしろかったですね。あとなまじ先に大きい成功を味わっちゃったからこその苦悩で、それも今回のライブで物理的に大きく失敗したんじゃなくてあくまで内心的な話だったというのもおもしろい点だったように思います。ラブライカの2人は緊張しながらも仲間の思いも背負って、着実に歩きだしているというNG組との対比も良かったです。
 凛が武内Pに厳しい表情を見せていたのは、単にフォローに失敗したからだけではなく、1話でアイドルになったのは卯月に触発されたことの方が大きく、Pに大きく信頼を寄せたからではないということとNGの3人が選ばれたときに凛に納得できる理由を提示できなかった。そういうことの積み重ねから信頼関係の構築ができなくなっていた点にあると個人的には思ってます。
 武内Pは外堀りを埋めるというか外部のビジネス的な雑務等はきっちりと完璧にこなすみたいですが(性格も相まって)Pとして大事なアイドルとのコミュニケーションという点で圧倒的に欠けている部分があるように感じます。今後そこがどうなるかも見物ですね。最後は今まで見たことないような武内Pの表情から過去に何かあったんだろうと推測できてそこが非常に気になります。
 
 
先にも述べたとおり自分ならこうするという意見はあれど、誰々のせいだ、何々が悪いんだではなく複合要因だと思います。このトラブルをどうやって乗り越え成長するのか、その1点こそが重要であると私は思います。
 

6話の小ネタ的な意見としましては、本家のアニメ アイドルマスターでも登場した善澤さんやりーなや蘭子の制服シーンで映ってたアイドルたちですかね。個人的に前者は分かりやすかったのでおー!となりました。あとキャプ画で気づいたんですがあのミニライブ会場ってムビマスのミリオン組がバックダンサーとして踊った場所だったんですね。これは分かりませんでした不覚なり。


とまぁこんな感じっす。一時期はキービジュアルに出ていた北条加蓮ちゃんと神谷奈緒ちゃんが出てこない!って腐りかけたりもしましたが、今は純粋に物語を楽しんでいますし、下手にキャラクター増やすならこのままきっちりと描いてほしいというのが今の素直な気持ちです。

彼女たちがアイドルとしてどのように歩んでいくのか、そして多くのPを驚愕させた武内Pが今後どのような行動をするのか目が離せません。今後も楽しく視聴したいですね。

今回の駄文垂れ流し終わり


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